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『各記入欄にD.配置用データの内容を正確に書き写して下さい』 書いてある通りですが、意外とミスも多い部分です。特に「サークル名(カナ)の表記ミス」(濁点など)「前回受付番号や生年月日、性別、ジャンルコード、前回搬入数や販売数等の未記入」「頒布物概要の食い違いや表記内容の違い」などが目立ちます。 |
『短冊を2枚以上送付した場合は、書類不備とします』 予備は入れなくて結構です。また切ったカットを用意してくださる方もいらっしゃいますが、これも結構です。逆に、短冊からカット部分を切り取ってしまった場合は、テープで止めてあっても書類不備となります。申込書の二片の内、片方は書き損じたときの予備ですよ。 |
『スミ一色(ボールペン、鉛筆は禁止)で書いて下さい』 サークルカットを鉛筆やボールペンで描きますと、描かれた部分が綺麗に印刷に出ない可能性があります。ちゃんと印刷に出ない以上、カタログに掲載しても意味無しということで……。上記筆記具のカット内での使用は、ワンポイントの使用でもお止めください(続く)。 |
カットページのDTP化に伴い、郵送申込分はスキャニングして掲載されるようになりました。ですので、即書類不備ということではなくなりましたが、依然としてカット内で前記筆記具の使用は禁止のままです。サークルカットを描く際には、書き文字のワンポイントと言えども「鉛筆・ボールペン以外」をご使用ください(続く)。 |
プリンタ出力したカットや、コピーして作成したカットなどで、しっかりとした白黒2値で作成されたものでなければ、書類不備となる可能性が高まります。結論として、意図したものがカタログ掲載時に出れば構わないのですが、そうならないと判断されたものは、書類不備と扱われてしまいます。十分にご注意ください。 |
『アタリ線はスキャニング時に読み込む可能性があるので薄めに書いて下さい』 スキャニング時の問題ではあるのですが、下書き線で濃い目の色鉛筆を使うことは控えてください。カタログを見ていると、若干ながら下書き線が見えているものがありましたので、アタリ線・下書き線を濃い色で書かないように注意してください。 |
『頒布物概要の記入に沿った内容で書いてください』 単純な話です。Aというアニメの本を出すと書いてあってカットがBというゲームのキャラだったり、記入されてるカップリングがカット内に無く違うカップリングしか書かれていなかったり、一般向と書いてあるのにカットが男性向だったり……。救いようがありません……。 |
『左上にはスペースナンバーを入れますので、何も記入しないで下さい』 ようやく減ってきましたが未だにここの不備が多いので、詳しく書きましょう。まず、一切の描きこみは禁止です。左上枠内に絵を描いたりすれば、即書類不備となります。また、枠内を塗りつぶしたり、枠自体を消したり加工しても書類不備となります。 |
『また、外枠、および左上の部分を区切っている枠を消さないで下さい』 オンライン申込の場合は強制的に枠部分が上書きされます。郵送申込でも枠についてはスキャン後に上書きを行なっています。この上書き修正によりカット内の肝心な部分(サークル名や活動内容など)が一部でも隠れてしまった場合、抽選洩れとすることがあります。 |
『右上の部分は〜。サークル名は必ずカット内に分かりやすく記載して下さい』 本来はサークル名を記入する場所です。カット欄にサークル名が書いてあっても、ここを空白にしてあると基本的に書類不備となります(オンライン申込でも同じです)。空白にする場合は、サークル名欄とカット欄の間の枠線を消して下さい(続く)。 |
『右上の部分を区切っている枠は、なるべく消さないで下さい』 なるべくですので、別に消してもそのことによる書類不備はありません。逆にサークル名をカット欄に書く場合は、枠線を消してサークル名欄とカット欄を繋げてください。オンライン申込の場合は、カット作成時からテンプレート《短冊B》を使用してください。 |
『サークルカットは冊子版カタログに掲載される際に約66.7%縮小されます』 意外とこの注意を忘れてカットを作成されている方を見受けます。郵送にせよオンラインにせよ、小さい文字や細かいトーンやグラデはまず潰れます。確認方法としては、まず印刷してそれを少し濃いめに掲載時の大きさに縮小コピーしてみてください。 |
『複数サークルの連続したカットはご遠慮下さい』 合体申込において、二つのサークルカットが連続することでわかるようなカットやレイアウト、鏡写しにしたようなカット、または同じようなデザインで構成されたものも時として連続したカットと判断されます(なぜか、特にオンライン申込でこの不備が多くなっています)。 |
『カットに何かを貼る場合、普通のプラスチック糊は非常に剥がれやすので、強粘着タイプで貼ってください』 こちらに到着した後、事務作業上でカットが破損したとしても直せる限りは直しますが、貼ってあったものが紛失してしまった場合、直しようが無いので「カット破損の扱い」となり抽選洩れとなります(続く)。 |
プリンタ出力したものやコピーを貼り付ける際の注意点として、紙質と糊との相性に十分注意してください。相性が悪いものですと、使用されている物質と化学反応を起こしカット全体が黄色く変色してしまい、酷いものになるとスキャニングしても真っ黒くなってしまうものもあります。1ヶ月は変色しないことをご確認ください。 |
『貼り込む紙が厚い場合、スキャニング時に影がでてしまいますので薄い紙を、スキャニング時に写り込まないように裏に何も書かれていない紙を使ってください。』 説明はいりませんね。裏写りはもとより、厚手のシール時のもの(出力したものやインレタなど)を貼ってある場合、やはりうっすらと影が出てしまいます。 |
『ロゴマークなど知的所有権に抵触するものは、使用しないで下さい』 メーカーやブランドのロゴ、作品のタイトルロゴ、また(TM)が付記されているマークなどを、カット内でそのまま使用しないでください。また、自分で書き起こせば大丈夫、といったものでないことも理解してください。ほぼ抽選洩れの扱いになると思います。 |
『写真使用の場合、肖像権や著作権などに抵触しないものにして下さい』 特に人物が写っているものは、それが例えサークル代表者本人であれ、それをこちらで判断する術はありませんので、使用する際には十分に注意して使用するようにしてください。使用許諾を受けた際には、その旨を頒布物概要に明記してください。 |
出力したカットを貼りこむ際の理想は、1)まず「スペース欄」部分を黒枠にかからないように切る。2)外枠の黒枠にかからないように周りをきれいに切る、3)黒枠ギリギリにカットを張り込む(影が出にくい)、4)剥がれないように糊でしっかりと貼る(メンディングテープは確実に剥がれ、プラスチック糊は粘着力が弱い)。 |
困った申込例:1)カットがカラー(白黒で作成して)、2)カットにメーカーロゴや商標、元作品のタイトルロゴをそのまま使用している(勝手に使っちゃダメ)、3)カットに元の作品の一部をそのまま使っている(もう少し工夫を)、4)短冊の周りをきれいに切っていない(点線に沿ってきれいに切ってね)(続く)。 |
5)短冊自体を自作したもの、もしくは短冊ごとコピー(申込書の短冊を利用してください)、6)カット部分の枠線のみを残しカット欄をくり抜き、後ろからカットをはめ込む(素直に上から貼ってください)、7)合体時の短冊入れ違い(オンライン申込でもアップロードされたカットが互い違いになっていたり……)(続く)。 |
8)合体相手とジャンルコードが違う(共々書類不備です)、9)カットをコピーした紙が、裏紙や広告の裏でそのまま裏が印刷に出てしまうもの(もう少し気を遣いましょうよ)、10)短冊を封入の際に天地を逆に入れてしまったがために、開封作業でカット自体が切られてしまった(短冊裏に注目!書いてあるでしょ?)(続く)。 |
11)カットが真っ白、短冊も真っ白(オンラインでアップが間に合わなかったものもコレ)、12)短冊無し(…………)、13)カットやトーンの糊付けが甘く剥がれてしまった、14)逆に糊が多く、カットの回りにはみ出してしまってカットが糊だらけ(配置用データにくっついて離れないんですよね。剥がしてもビリビリだし……)。 |
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ほんの少しですが、カット内のサークル名欄の罫線がずれていたり、枠に潰されているものがありました。C80からサークルカットの大きさそのものが変更になっていますが、未だに古い方を手直しして使っているのでしょうか? それとも他のイベントのものを流用しているのでしょうか? カット作成時の注意点としては……(続く)。 |
1)他イベント申込時に作成したサークルカットは流用せず、コミケット用テンプレートを使用し作成してください(テンプレートとサイズが違っていた場合はアップロード自体できません。また、罫線位置が微妙に違っていて、無理にリサイズすると罫線どころか縦横比が狂います。その狂いは普通に判別可能なんです)(続く)。 |
2)アップロードされたサークルカットは、カットテンプレ《短冊B》の「カット欄」が透明になったものが上書きされています(スペース欄および外枠について、一切の編集を無効化しそれによる書類不備を無くすための処置です。黒地に白抜きのカットを作成する場合、外枠上にかからないように注意して作成してください)。 |
PC上だけで作業していて、印刷されることを考慮に入れて作成されたのでは無いだろうな、と思われるくらい小さなフォントで記述されたサークルカットを見かけます(特に印刷とは普段縁のない「同人ソフト」や「デジタル(その他)」のジャンルで)。潰れて読めないと判断されれば、そのまま抽選洩れとなります(続く)。 |
また、下の絵の上に文字を重ねる場合、無理に2値化して文字が読めなくなっているカットも良く見かけます。特にそれがサークル名だった場合は即抽選漏れとなります。白黒であればある程度のグラデーションであれば問題ないそうですから、ハーフトーンを使用するとか、もしくは文字を縁取るなどの対策をお願いします。 |
黒ベタに白抜きのカット、目の細かいトーンやグラデ、グレースケールのカットなど、カタログ掲載時に真っ黒にしかならない? というカットも多いです。ROMカタログですらうっすら見える程度ですから、冊子版カタログの方は……。ホワイトバランスの調整や文字の大きさ、文字の周りを縁取りするなど見やすさも考えてください。 |
頒布物概要やサークルカットにURLだけ書いてある申込、「←これで検索」と矢印指定されている申込がありますが、作業中にネット環境が必ずあるわけではありません。しかも、特に冬コミの配置作業期間は短いので、その一手間をかけるくらいなら他のサークルさんを……、となる担当者もいるかもしれません(続く)。 |
それと、ジャンル補足が選択してあるからといって、頒布物概要に活動内容が記入されていないものも散見されます。そのサブジャンル内でどのような活動をされているのかを知りたいのですから、説明が無い以上、誤配置防止のためにあえて配置しない、ということになるんです。ここが「配置上一番肝心な場所」なんですよ? |
オンライン申込は「手を抜く」ためにあるのではなく、「手を掛ける時間を増やす」という発想の転換を行ってください、ということをお伝えしたくなるくらい、酷いカットや申込があるということなのですが……。もうこれを読んでいる時点で次回が始まっていますよ。早速次回の申込準備を始めてみてはいかがですか? |
circle.ms にサークルカットのテンプレートやサンプルが掲載されていますので、参考にしつつ作成してみてください。オンライン申込では、基本的に記入漏れによる書類不備はありませんから、誤記入やカットのアップロードミスには十分に気をつけてください。それでは次回のお申込、配置担当者一同心よりお待ちしております。 |