2007年11月13日 (有)コミケット コミックマーケット準備会 |
したがって、今夏より既に中止いたしました同人誌委託コーナーの運営と併せ、当方よりCPSへの委託業務は、この夏の「コミックマーケットカタログ72」通販及び「コミックマーケット73申込書セット」の販売業務をもってすべて終了いたしました。
CPSにつきましては、以前より代表取締役(当時。既に退任)に様々な問題があり、CPS株主各位、当方を含む各取引先、クリエイション事務局その他の関係者の方々より改善のための再三の様々な助言・支援がありましたが、残念ながら事態は改善されず、それどころか、同人物による不明瞭かつ不適切な経理処理すら発覚いたしました。通販業務自体は正常に遂行されており、コミケット参加者への直接の影響はありませんでしたが、このような状況に至り、当方としては、業務委託を継続することは不可能と判断せざるを得ませんでした。
コミックマーケット72における同人誌委託コーナーの突然の中止については、以上のような背景もあったのですが、その事実を直ちに公表し、同社に対する信用不安を引き起こして、クリエイション事務局及びCPSの取引先にご迷惑をおかけするわけにもいかなかったため、現時点での事実の公表となりました(なお、クリエイション事務局とCPSの関係についても既に解消しており、CPSが行っていた同人誌即売会クリエイション関係の業務については、新たに設立された(株)クリエイションが継承しております)。
また、CPSの経営に関しましては、設立当初より非常勤取締役として前コミックマーケット代表・前(有)コミケット社長である米澤嘉博も関与しておりましたが、非常勤故に積極的に経営には関与しておらず、CPSの経営を正常化することができませんでした。しかしながら、取締役の任にあった以上、経営上の責任の一端が米澤にもあったことは否めません。
(有)コミケットとCPSとは資本関係にありませんが、双方の経営に米澤が携わっていた以上、当方としては道義的責任は否定できません。今回、不十分な説明により、サークルの皆さんに不安を与え、ご迷惑をおかけいたしましたこととあわせて、関係各位に深くお詫びいたします。今後の各種販売業務については、基本的な骨格は既存の体制を継承しつつ、利用者・取引先のご迷惑にならないような形で進めております。参加者の皆さんには上記の状況をご理解いただきたく、よろしくお願いいたします。