コミックマーケット61アフターレポート
- サークル数
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- 入場者数
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- 更衣室登録数
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| 男性 | 女性 |
1日目 | 1,500 | 5,500 |
2日目 | 1,100 | 4,500 |
- 献血
(東京都赤十字血液センター報告書より東京ビックサイトと臨海副都心線国際展示場駅の合計)
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- コミケット公式発行物
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- コミックマーケット61カタログ(表紙、悠)
- 紙袋(大・小)(高川ヨ志ノリ)
- マスコミ取材
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コミックマーケット61取材申込一覧
コミケット61は天候にも恵まれ、比較的暖かかったこともあって、二日間平穏に過ぎたようです。
大きなトラブルや突発的な事件が起こらなかったことも幸いでした。
その分、小さなトラブルが気にかかることになった冬コミでもあったようです。
2002年春からの北一駐車場のスペース半減など、
大きく会場の状況が変わる予定もあって、従来のシステムの見直しも考えられています。
そうした意味ではこれまでのやり方で行う最後のコミケットでもあったのです。
準備会では、今回、開場前に敷地内に入り込んでいた不正入場者を追い出す処置を行いました。
ある商業誌で、コミケットの裏情報、裏手口などが記事として書かれたこともあって、
様々な手口を実際に試してみた人間も多かったようです。
ルールを守っている参加者が馬鹿を見ないよう、断固とした処置をとらねばならないことも増えています。
しかし、すっきりとした解決方法が見つかっていないのが徹夜、深夜来場者たちの増加です。
コミケットのお金を持っている参加者を狙った近隣暴走族による恐喝事件も多発しており、
毎回被害者が出ています。
今回は、暴行強盗という事件も起きており、
参加者の方には夜は危険なので来ないでほしいとお願いするしかありません。
コミケット参加者が被害者であっても、それはコミケットの問題となってしまいます。
多勢の人が集まるコミケットの周辺で商売しようとする路上屋台なども増えており、
中には法外な値段をつけたものもあるときいてます。
テナントが出店を展開するほか、色々なものが混じっているので、
参加者の方には気をつけてもらいたいと思います。
また、最近急増しているのがネット上でのトラブルが、
コミケットなどイベント会場に持ち込まれ、ケンカ、ストーカー行為、嫌がらせといった事件に発展するケースです。
万引き、痴漢を始めとしたこうした軽犯罪にも、
警察は厳しく対応するという旨の注意が準備会にあったことはお伝えしてしておきたいと思います。
以下、幾つかのトラブル、出来事などについて報告しておくことにしましょう。
- 28日(設営日)深夜零時過ぎに、2〜3千人の深夜来場者が埠頭公園にいると警察から連絡があり、
3時には100人規模にまで解散させられていた。また、深夜来場者を目標にした犯罪が多発。
- 今回も、港湾振興協会からゴミが多いと苦情あり。
- 準備会が取材者に発行する取材腕章の発注を忘れ、手作りで対応。
- 一日目、開場前の不正入場者の対応、二日目は更に対応を強化。
以前から流れていた情報が商業誌で取り上げられたため、集中的な対応を実施。
- 外国人参加者は1/10に減った。
アメリカ同時多発テロ以降の国際状況を反映したものと思われる。海外取材もなし。
毎回コミケットの会場には救急車が日に何回か呼ばれます。
サイレンの音を含め、すわ事件かと思わせる騒然とした状況がそこでは生れますが、
深刻なものは、これまでありません。
いたずら、嫌がらせで出動したケースもありましたが、
ほとんどは、コミケットの救護室の要請で呼ばれたもので、
てんかんの発作など持病の発症で、救護室では対応できない患者の搬送のための救急車です。
しかし、最近は携帯電話の普及もあって、その場で友人や周囲の人が呼ぶケースも出てきています。
できるだけ救護室か会場の防災センターを通して救急車出動をお願いする形を取っていただきたいと思います。
もちろん緊急を要する場合もありますが、会場内のスタッフの方が迅速に現場に到着できるはずです。
ちなみに、今回の救急車出動は以下のようになっています。
- 設営日、一件。
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- 午後、準備会が依頼した投光器の設置作業時に怪我をした作業員が自分で呼んだ。
- 一日目、二件。
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- 開場前、バイクと自動車の接触事故。
- 午後、持病を持った参加者の発作。
- 二日目、三件。
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- 早朝、強盗の被害者。
- 開場前、有明駅下交差点、乗用車とタクシーの接触、ドライバーが手を挟まれた。
- 会場後午前、TFT付近、持病を持った参加者の発作。
1と2は会場内、3〜6は会場外で発生。
2002年度児童ポルノ法の改定をめぐって、様々な動きが起き始めています。
マンガやアニメ、架空のキャラクターを児童ポルノの範囲に入れようという動きが顕在化している他、
単純所持への罰則も議題にのぼっているようです。
こうした動きに対してAMI(カタログ又はAMI-Web参照)など、
マンガ側から声を上げる動きも起こっております。
準備会はもちろん、マンガ、アニメ、ゲームファンのほとんどが、
現実での児童への性的虐待、虐待、性的搾取などを許さない立場にあることはまちがいありません。
児童も含めた人権は守っていかなければなりません。
が、フィクションでそれを描くことは全く違う意味を持っているはずです。
創作物や表現と現実的それは明確に違うことを強く訴えていく必要があるでしょう。
この問題に世界的に取り組み推進しているのがユニセフです。
法案も世界の情勢の中進行しています。
が、日本のマンガ、アニメ、ゲーム状況を理解している可能性は少なく、
表面的に捉えられる恐れもあります。
現実に被害者が存在する児童ポルノとHマンガは同一視されているようなのです。
マンガ、アニメファンたちなどによるユニセフ募金運動などを起こすことによって、
日本のカルチャーにもっと興味を持ってもらい、理解してもらうよう働きかけていくことが急務となっています。
コミケットでも募金運動などを始めていくことを検討しています。
詳細が決まり次第、お知らせしていくことにしますので、よろしくお願いしたいと思います。
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