日本最大規模のイベント「コミックマーケット」の献血活動



 コミックマーケット(以下、コミケットと略します)は、1975年に始まり45年の歴史をもつ、マンガ・アニメ・ゲームその他周辺ジャンルに関する同人誌の展示即売会です。年2回夏・冬に、東京ビッグサイトのほぼ全施設を1回につき3日間使って開催しており、2019年冬で97回目の開催となりました。1回あたりのべ人数は参加者数60万人弱、コスプレイヤー数約2万人、同人誌などを出展するサークル数約3万5千、企業出展約150社という、海外からも注目される日本最大規模の屋内イベントであり、いまやマンガ・アニメ・ゲームファンにとっての「ハレの場」となっています。

 コミケットでは1997年から東京都赤十字血液センター様に協力しており、冬の会期に合わせて東京ビッグサイト周辺及び東京臨海広域防災公園において、コミケット参加者を中心とした皆さんに献血への協力をお願いしております。また、2011年のコミケット81からは、コミケットへの出展企業各社にもご協力いただき、夏と冬の年2回、「献血応援イベント」と称して、献血いただいた方へのポスタープレゼント企画を実施し、好評を得ております。
 それまで当日の気候の関係上、夏の会場での献血は行なっておりませんでしたが、コミケット82からは、開催期間に連動し会場外の都内献血ルームにて献血応援イベントが行われるようになりました。その後、コミケット83から千葉県、コミケット84からは埼玉県・神奈川県の各血液センター様にもこの献血応援イベントに参加いただき、回を追う毎に規模を拡大し、2017年のコミケット92からは、全都道府県の血液センター様にこの「献血応援イベント」に参加いただいております。
 また、開催が中止となった2020年GWのコミケット98においても献血応援イベントは実施すると共に、2020年末に開催したエアコミケ2(コミケット99の開催延期に伴いオンラインにて開催)においても、献血応援イベントを継続しております。

 東京都赤十字血液センター様からは、1)夏のお盆や年末年始は、どうしても血液が不足しがちであり、コミケット関連の献血が大きな割合を占めていること、2)献血応援イベントが若年層の献血体験の掘り起こしに寄与していることをうかがっております。主催者としましても、コミケット参加者をはじめとする関係者の献血への協力が社会貢献に繋がっていることを、大変喜ばしいことと考えております。

 現在、新型コロナウイルス感染症の影響により、献血の深刻な不足が続いています。献血は「不要不急の外出」ではありません。皆さんの献血へのご協力をお願いします。
 コミケットも、今後とも日本赤十字社様及び各血液センター様とも連携し、引き続き献血活動への協力を行なって参ります。よろしくご支援とご協力のほど、お願い申し上げます。


(コミックマーケット準備会 共同代表:安田かほる・筆谷芳行・市川孝一)


※本ページは、2013年10月に、日本赤十字社の公式Webサイトにて公開されたものを2021年1月の現状に即した形で修正したものです。


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[Since: Jan.6 2021]